2016/06/18
天然イ草表「目積表」を使用して、縁無畳(琉球畳)半畳6枚を15ミリの薄畳で納品致しました。
イ草の香りに癒されますね。
話は変わりますが、
フローリングと近い厚みの薄畳(15ミリ)を作ることによって、和室の床板を下げることなく和室にしたり、洋室にしたり変更が簡単に出来て、薄畳が非常に多くなっています。
新畳で新しく作らせて頂くときは、見た目分からないくらいに仕上げられますので構わないのですが、それを10年後の表替えとなると畳の状態によって、出来ない事も有るのです。
写真の様な縁無畳(琉球畳)ではないのですが、最近薄畳(15ミリ)の縁付畳の表替えの依頼が多くなっています。
弊社で新築時に納めさせて頂いた畳なので、表替えさせて頂きましたが、次の張替えは無理かもしれません。
お客様も「薄い畳とは聞いていたけど、ここまで薄いとは!」とビックリされていました。
図面にも薄畳(15ミリ)と表記されていて、黙っている訳ではないのですが、全てを把握されているお客様も少ないのかもしれません。
55~60ミリの畳であれば、現在主流の建材床も、昔のワラ床の畳と同じように何回も張替えが出来ますが、薄くなればそれだけ耐久性が落ち、どんなに高価な素材で作っても、経年と使用頻度によりますが何回もとはいかないのです。
ご自宅の新築、リフォームをお考えの方は、出来るのであれば厚み55~60ミリで和室をお願いしてみては如何でしょうか?
私の自宅の縁無畳(琉球畳)の和室の畳は60ミリです。